禁断の恋。~教師×生徒~
「俺さ1年の時から好きだった。南月が。…すげえ可愛かった。一目ぼれだったのかもしれない。
でも見た目だけじゃなくて、3年になって初めて話したの覚えてるか?お前遅刻してたろ?――――」



思いをたんたんと告げてくれる。



あたしは静かにうなづく。




「あん時、性格もタイプすぎて…やっぱ俺、南月が好きなんだって分かった。気付いたよな、さすがに南月も。」




あたしは気まずく思いながらも頷いた。




「でも俺だって南月の事見てたし気付いてるよ?……本浦好きだろ?南月。」




その瞬間あたしは顔を勢いよく上げた。



ていうか……勢いよく上げ過ぎて



しゃがんだまま後ろに倒れてしまった。



起き上がりだるまのように…




大事な場面で…すみません…



人が少ない川のほとりだったからよかったけど。




「ふはっははは~やっぱおもしろすぎるだろ!そうゆうとこ!そうゆうトコに惚れたんだろうな…俺…」


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