禁断の恋。～教師×生徒～

「おい。駒野？」



「あ・・？あ。ごめん！」


あたしは玄関先で井上の顔を見ながらボーッと立ち尽くしていた。



「何してんの。笑）俺の顔に何かついてんのかとおもった。」

笑いながら言う井上に、笑みを返す。



「行こうよ～っ！遅いっ！」

井上の手を引き


さっきまでの感情を忘れようと


変にテンションを上げた。



「ちょ駒野、どしたんだよっ！」


井上は不思議そうにあたしを見て笑う。


「えへへっ。今日は朝から調子いいのっ♪」



「なんでだよ。笑」



「あのね～。。。 」



あたしは作り話をたくさんした。


お母さんがおいしい料理を作ってくれたとか。


妹があたしにネックレスをくれたとか。


本当に・・・理想を話してた。



「そーなんだ。良かったじゃん！」


井上は、微笑んで喜んでくれた。



嘘をついたせいか心がモヤモヤする。