禁断の恋。~教師×生徒~
「そろそろ、生徒にもバレるし。笑」


それはやだ。


けど足りないよ。


遠回りしてよ。先生。





泉咲高校の近くのマンションの駐車場で先生はバイクを止めた。


なかなか降りようとしないあたしに、先生が不思議に思って振り向く。


ドキッ・・・・・



振り向いたさわやかな表情に



つい平常心を忘れる。



恥ずかしくなって、あたしはバイクから降りた。



「ん。」

先生はあたしに乗っけたヘルメットを取って


自分にまたかぶせた。


先生が付けてたヘルメットをあたしが付けてまた先生がヘルメットを付けた。


その行動が嬉しい。嬉しい。嬉しい。



「先生?」



「んー?」

先生はエンジンをかけながらあたしの目を見た。


その仕草さえ愛しくなってしまう。
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