禁断の恋。~教師×生徒~
そこには、真奈美の姿があった。



真奈美はあたしに気付き飛びついて来た。



「おねえちゃん!!・・・」


涙ぐんだ真奈美があたしに顔を押しつける。


あたしは静かに真奈美の頭を撫でた。



「ごめんね。おねえちゃん。あたし最低だよ。あたし・・。」



「大丈夫だから。真奈美、なんも悪くないよ?」



「違う。。。お母さんをこんな風にさせたのはあたしなの!」



「え・・?」



「実はね。あたしが家に帰った時、お母さんの姿があって・・。部屋から出てきてた。お母さん、あたしの顔見てすごいびっくりしたみたいで、座り込んでしまったの。あたし、それが悲しくて、お母さんの事責めた。いっぱい・・いっぱい責めた。親のくせに自分の娘にビビってんじゃねえって。あたしが、部屋に戻ってからまたリビングに行ったら、お母さんが倒れてた。お母さんの周りは、大量の薬がちりばめられてた。。。あたしのせい・・」


真奈美は、自分を責め続けた。


こんな小さい体で、いろいろ抱え込んだんだね。



ごめんね。おねえちゃん、なんもできなくて。



ごめん。



「真奈美、全然悪くないよ。辛かったよね。頑張ったね。もう大丈夫だよ?お姉ちゃんついてるよ。」
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