ストリート

ひとり





早く、踊りたいー‥




そう思ってしまえば、かなり長く感じる学校生活。



まだ3時間目を終えた所で、時間は全然たっていない。


休み時間の今、授業中よりガヤガヤしている教室に顔をしかめたくなる。



ここにいる人達は輪っかを作ってバカでかい声でしゃべる。



だけど、私はひとり椅子に座って窓の外を眺めていた。



別にひとりは嫌いじゃないし、哀しくなることなんてない。


むしろ、あんな風にバカでかい声でしゃべるつもりもない。



ただひとりで居ることに慣れたんだろう。


ただ人付き合いが苦手で、人と関わりたくないと思うからだろう。




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