ストリート




ずっと走っていたような気がする。


でも実際走っていたのは、ほんの20分程度だった。



どこの県でも、必ず繁華街というものはあって。


どんな田舎に住んでいても、ある程度進めば繁華街にでる。



20分程度でついたの場所は、繁華街の入り口前にある公園だった。


そこに単車を止めてiPodを取り出し、耳にイヤホンをはめる。


そして、私はリリーになるー‥



空を見上げた。



昼とは比べものにならないぐらい真っ暗で。
澄んでいる空はないー‥



これで、踊れるー‥



そう思い、曲を再生した。


そして、耳に流れてくる洋楽に目を閉じる。


次、目を開けた時


私は凪じゃ、ないー…






リリー、だー‥




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