ストリート





最後の叩きつけるような音に、


私は膝を曲げ高く飛んだー‥


そして地面に強く振動を与えるように力強く着地したー‥



たった5分20秒ー…


5分20秒踊り続けた私の体は、例えようのない高揚感に包まれたー‥



きれる息に、汗がでる体。



無意識に両膝を地面につけ、右手を上げたー‥



右手の先は1になっていて。
私はその1を見ていたー‥




私は1番だ、と思いたかったのだろうか?



掲げた1は真っ暗な天を指していた。


きっと、私はここで踊っていると私の母に教えたかったのだろうー…



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