キミがいたから~Thank you~
飛行機に乗ったのは眞凛たち3人姉妹と、母親。
父は車でこっちに向かうらしい。
飛行機から降りるとタクシーで家までむかった。
タクシーで走ること1時間。
お金かかるんじゃないかっておもってたけど、お母さん、結構かね持ってるみたいだからそれはお母さんに任せる。
「凛…眞凛!!」
「ふぇ!?」
お母さんに起こされて飛び起きる。
「ついたよ」
「ん…」
今は、昼の12時、タクシーの時計に書いてあった。
目を擦りながらタクシーを降りた。
「家って、どこ…?」
「ここ、」
「どひゃ~~~~~~~~、で、でかい!!」
「ふふふっ」
急にお母さんが笑い出した。
「な、なに?」
「いや、澪凛と、凛香が言ってたことと一緒のこといってるからっ」
「てか、家入っていい!?」
「どうぞ」
ドアを開けると広い玄関。
「ひっろーっ!!」
「りーんーかーぁ」
「なぁーに、うるさいなぁ…」
もう和んだ感じで出てくる姉。
「眞凛の部屋どこ?」
「そんなの自分で決めて~、あ、でも、澪凛はもう決めてるから、入る前ノックしたほうがいーよー」
「んー」
弾んだ足取りで階段を上っていく。
横に並ぶようにあるドア。
「澪凛ー!!」
「はいー?」
階段に近い右のドアから顔をのぞかせる。
「あ、そこ?わかった、」
眞凛の部屋は階段を上がって左の奥。
トイレにも近い。
部屋を決めて、荷物がくるのは夕方らしいから、散歩に行くことにした。
「あれ?眞凛、どこいくの?」
「あ、散歩ー、荷物届いたら電話してー、眞凛の部屋は一番左ねー」
そういって玄関を出た。
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