キミがいたから~Thank you~
給食の準備中、彩と留華と隣の少人数教室の黒板で落書きしながら遊んでます。
「眞凛が元気になってよかったわ」
「うん。ほんま、あんなやつ、気にせんでいいけんね?」
「うん。ありがとう」
いつも、この二人に助けられる
「ね、彩たち!!ちょっと!!」
えーっと…この子は…中田花ちゃんだ!!
「なにー?」
3人は花ちゃんのほうに行く。
「ついてきて、静かにね」
ついたのは、いつも人影の少ないコンピューター室の前。
そこには、香澄と祐哉。
「ずっと前から好きでした。付き合ってください。」
「…ごめん、ほかに好きな人いるから。」
「…分かった。」
「やばい、くる!!」
壁にピタッとくっつく4人。
変な光景だ・・・。
でもそれに気付かずに走っていく香澄。
「泣いてた…?」
「…みたいだね」
「俺も言うべきかなー…って、なにしょうるん!?」
「のぞきょうた」
と笑いながら言う彩。
「で、好きな人ってだれなん?」
と聞き出そうとする留華。
「だれでもいいじゃん。」
そういって祐哉は教室に戻っていった。
「なにあいつー…」
花ちゃんは不機嫌そうに言った。
「まぁ、いーじゃん、教室もどろう?」
なんか、祐哉の好きな人気になるな…
って、好きじゃないのになんでっ…
あー…自分が分かんない…
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