キミがいたから~Thank you~
「…ちょっとごめん…」
そう言って眞凛に近づいてきた。
「久しぶり」
にこっと微笑みながら言ってくる。
…その笑顔、反則…。
「う、うん…///」
「何照れてんだよっ!」
おでこをつんってやられる。
…嬉しいな…。
「だって、嬉しいんだもん///」
「……俺だって嬉しいし…///」
「はいはぁーい!LOVELOVEはおしまいっ!」
もー、彩のばかぁ…いーじゃんかぁ…。
「いーじゃん!」
ぷーと頬を膨らまして言うと…
「ふふ、眞凛も見ないうちに可愛くなったね、まぁ、前から可愛いけどっ!」
「いやいや…」
「あ!彩!俺の眞凛に手ぇだすんじゃねーぞっ!」
「は?彩のですけど?」
「…はぁ…。」
呆れたように友紀がため息をつく。
「…眞凛は祐哉の、彩は俺の、でいいでしょ?」
「っ/////」
友紀にぎゅっとされた彩は顔を茹蛸みたいに真っ赤にして頷く。
…友紀たちもLOVELOVEしてんじゃん…。
「てかさ、祐哉はつっかーって呼ばれてるじゃん?」
「あぁ」
「眞凛も祐哉じゃなくて、つっかーのほうがいいのかな?」
「…」
返事がない…。
え、つっかーじゃ嫌だったかな…?
「…だめ…」
やっぱかぁ…。
「…眞凛は…祐哉でいいから」
「…わかた」
やばい、噛んだ…。
そっと祐哉を見ると
「…ふふ、『わかた』…あははははははは!」
え、そんな大爆笑ですか…?
「眞凛、可愛いなぁっ♪『わかた』って…あはははは!」
うー…みんな見てるよぉ…。
恥ずかしいじゃんかぁ…//祐哉のばかばかっ!///
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