もしも願いが叶うなら
隼人とは中学の頃から一緒だった。


高校に入ってから、まもなくして私には好きな人ができた。



「あっ鈴峰、おはよう!!」



さわやかにあいさつする蓮君。


休み時間は毎日校庭で元気にサッカーをして遊んでいる。


日焼けした肌に短い髪。


彼の時々見せる無邪気な笑顔にひかれた。




「おはよう。」



でも、入学してから1ヶ月・・・。


まだこの程度の会話しかしたことがない。


もちろん、このことは隼人にも言っていない。













< 2 / 8 >

この作品をシェア

pagetop