先生!恋ってなんですか?!
でも、この【好き】は恋の【好き】じゃない。
だって・・・生徒が先生に恋の感情を持つなんて、現実ではありえないでしょ・・・。
しかも、私大事な大事な彼氏いるもん♪
だから、直ぴーに対する【好き】は・・・パパみたいな感じ?
何でもしてくれるパパ的な存在。
例えば・・・毎日わが子とキャッチボールしてくれるパパとか?そんな感じ。
って、私は思ってる。
「じゃ、終わりま~す」
「へっ?!」
私の知らないうちに授業は終わっていた。一回も注意されなかったのが幸運だった。
と思ったのに・・・・。
「季穂!オマエこれから職員室来い!」
あちゃ~怒られる・・・。
まっ、直ぴーに怒られるなら全然いいや(笑)
私は、使わなかった教科書とノートをスクバの中に入れて、直ぴーの待ってる職員室に直行した。
「うわ~・・・職員室って1番イヤなんだけど・・・・」
と、軽く口に出して言ってしまった私。
それ、聞かれてたみたい・・・直ぴーに。
「そんなに職員室イヤか?」
「イ、イヤ・・・」
どーしよ・・・体が怖くて動かない・・・。
でも、直ぴーから出てきた言葉は以外で・・・
「オマエ、今日どーしたの?具合悪いか?」
「イ、イヤ・・・全然具合良いです!」
何で・・・怒んないの?私、授業集中してなかったのに・・・。てか、こんな優しい言葉をかけるために私を職員室に呼んだの?
「そっ!なら良かった!今日もあの部屋で待ってるからなぁ~」
そう言って直ぴーは私の頭を優しく撫でてくれた。
こんな優しいあなただから・・・私は直ぴーに相談するんだよ?辛くて、苦しい心を癒してほしいから・・・。