僕等の透明な夏
▼記憶と想い

―…

勇介のこと…佑人に謝らなくちゃ。

あんなこと言われて…佑人怒ってるかな…。

佑人は勇介になんて言ったんだろ…

小屋に入るのを戸惑っていると、窓から佑人が顔を出し「おはよ」と言ってくれた。

『…おはよ』

なんて謝ろうかな…。


小屋の中に入った。

やっぱり佑人の足は透けている。

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