僕等の透明な夏

「…そうだね」

『お弁当ここに置いとくね』

そう言って窓の下にお弁当を置いた。

「ありがとう」

あれ…?

なんか佑人元気ない…?

『どうかした?』

「……」

佑人はじっとあたしを見た。

そして、何もいわずじりじりと近づいてくる。

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