僕等の透明な夏
『あ、どうしたの?』

「今日4人で花火やるんだけど…今から外出れる…?」

『うん。ありがとう』

いつもならあたしを呼ぶ時は勇介が呼びにくるのに…やっぱり勇介も気まずいって思ってんのかな…

こんな状態で花火やっても楽しめなそうだよ…

そう思いながらも外に出た。

「お姉ちゃん遅い!」

『ごめんね』

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