僕等の透明な夏

後から勇介も走ってきた。

「智也に好かれたって嬉しくないわよ」

「うん」

智也は穏やかに微笑んだ。

「じゃあ…特大花火やるか!」

『さんせ~っ!』

あたし達は広い空地まで下り、特大花火を上げた。

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