僕等の透明な夏

『……』


小屋の前で入るか入らないか、あたしはいつまでもうろうろしていた。


でもな~…うーん。


「小夏!」


佑人が窓から顔を出している。


『佑人…その体…』

佑人は本当に消えかけていた。

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