僕等の透明な夏

佑人はそっと頭を撫でた。

手はほとんど見えない。

「もういいよ。ありがとう」

『やだ…!やだよ…っ』


「泣かないで。」

『…っ』

あたしは佑人の胸の中で泣いていた。

佑人は背中をさすってくれる。

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