僕等の透明な夏

『……ぇ?』

「俺の前から消えないでね。約束」

佑人は小指を突き出した。

『…うん。約束』

あたしも小指を絡めた。

『「ゆーびきりげんまん。嘘ついたら針千本のーます。指切った」』

それは、あたし達の2回目の約束。

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