僕等の透明な夏

「今日さ…」

『うん』

「今日、小夏が出掛ける時、小夏の後ついてったんだ。そしたら小夏、小屋に入って……」


「一緒にいた男、誰?」


『……』


勇介はあたしの目を真っ直ぐに見た。

見てたの?
全然気づかなかった…


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