僕等の透明な夏

勇介は部屋を出て行った。

勇介が…あたしを好き?

―ガタッ

物音がして、部屋の外を見た。
階段の影にいた姫乃と目が合う。

姫乃は走ってどこかに言ってしまった。


…あぁもうっ!


あたしは…勇介のこと全然そんなふうに見れないよ…。


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