僕等の透明な夏
▼幽霊

―どかっ


『いった~ぁ』

頭をぶつけて目が覚めた。

2階のベッドに寝ていたはずなのに1階のベッドに寝る姫乃の隣にいる。

頭をさすりながらリビングに行くと、勇介が1人で朝ごはんを食べていた。

「おはよ」

『…はよ』

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