僕等の透明な夏

『大丈夫って…?』

「消えないよ」

『ほ、本当?』

「本当」

『約束できる?』

「うん」

『じゃあ指切り!』

あたしは佑人に小指を突き出した。

佑人は優しく微笑み、小指を絡めた。

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