BLUE SAVE FORCE
そんな頃から
姉の彩は変わっていった
援助交際でアルバイトだけでは足りない生活費を手にしていた
一回り以上年の離れた
もしくは初老の男性複数と同時援助交際をしていた
勘のいい悠はそのことに早くから気が付いていた
だから
姉と顔を会わせることはたまらなかった
平凡な顔立ちの悠とは違って
彩は人の目を引く容姿をしていた
悠にとって
姉の頑張りが
自分にとってプレッシャーとなっていた
本当はとても感謝しなければいけない姉に対して、悠は言い知れぬ苛立ちを感じていた
どうせならいっそ、お金がないから学校を辞めて働きなさいとまで言われたほうが
幾分か楽だと悠は思っていた。
しかし 彩 は全く弱音を吐かない
彼女はまるでドリーマーとしての自分を強調して幸福そうに装っている
それが 悠 にはたまらなかった。
だからだ
悠は自分が進学から遠ざかることで
姉にここ以上の負担をかけまいと思っていた
それと、優等生な姉に対する憎悪は
勉強に対する 憎悪 が近いところにあるということも……
姉の彩は変わっていった
援助交際でアルバイトだけでは足りない生活費を手にしていた
一回り以上年の離れた
もしくは初老の男性複数と同時援助交際をしていた
勘のいい悠はそのことに早くから気が付いていた
だから
姉と顔を会わせることはたまらなかった
平凡な顔立ちの悠とは違って
彩は人の目を引く容姿をしていた
悠にとって
姉の頑張りが
自分にとってプレッシャーとなっていた
本当はとても感謝しなければいけない姉に対して、悠は言い知れぬ苛立ちを感じていた
どうせならいっそ、お金がないから学校を辞めて働きなさいとまで言われたほうが
幾分か楽だと悠は思っていた。
しかし 彩 は全く弱音を吐かない
彼女はまるでドリーマーとしての自分を強調して幸福そうに装っている
それが 悠 にはたまらなかった。
だからだ
悠は自分が進学から遠ざかることで
姉にここ以上の負担をかけまいと思っていた
それと、優等生な姉に対する憎悪は
勉強に対する 憎悪 が近いところにあるということも……