ボクは誰?
ボーっと、

窓から景色を眺める。



気づくと、

史佳を思い出していた。

うっすらとメイクした史佳は、

最高にかわいかった。



ボクには見せない笑顔で、

大貴を見つめていたっけ…。



史佳、

やっぱりボクは、

キミが好きなんだ。


「おし!着いた!高橋、降りるぞ。」


「ああ。」


晃に声をかけられて、

三人で電車を降りた。



どこ行くんだろう?




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