ボクは誰?
「笑わないで聞いてくれる?」
突然史佳が言い出した。
「ん?なに?」
「時々ね、有希が男の子なんじゃないかって錯覚をする時があるの。『ボク』って言葉を使うからってだけじゃないんだー。うまく言えないんだけど、『こんな男の子がいたらいいなー』って思うことが何回かあったの。」
ドキッ!
ボクのことに、
気づいているんだろうか?
「有希は女の子なんだけど、男の子って感じがするの。」
史佳はするどい。
でもこういうのって、
言うのも勇気いるだろうなー。
ボクは、
何て答えよう?
『本当は男だよ』
そう言ってしまおうか?
突然史佳が言い出した。
「ん?なに?」
「時々ね、有希が男の子なんじゃないかって錯覚をする時があるの。『ボク』って言葉を使うからってだけじゃないんだー。うまく言えないんだけど、『こんな男の子がいたらいいなー』って思うことが何回かあったの。」
ドキッ!
ボクのことに、
気づいているんだろうか?
「有希は女の子なんだけど、男の子って感じがするの。」
史佳はするどい。
でもこういうのって、
言うのも勇気いるだろうなー。
ボクは、
何て答えよう?
『本当は男だよ』
そう言ってしまおうか?