ボクは誰?
診察
あれから、

史佳がボクの家で、

同居している。

ボクの部屋で、

一緒に寝るようになった。



ボクが勇気を出して、

話したけれど、

それ以降の史佳は、

特に変わることがなかった。

いつもの史佳でいてくれた。



ボクは、

史佳に背中を、

押してもらったような形で、

改めてお母さんと、

話そうと決めた。





そう、

ボクが、




『ボク』になるために。




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