ボクは誰?
「とりあえず寝るか!」


そうごまかして、

ボクは史佳に背中を向けた。


「うん、おやすみ。」


史佳も、

自分の布団に入って横になった。







眠れない…。







史佳の、

暖かい手の感触が、



ボクの髪の毛に残っている。



史佳の、

暖かい声が、



ボクの耳に残っている。



ボクの心の中は、



史佳でいっぱいだ。





おやすみ、


愛する史佳。



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