ボクは誰?

帰り

ボク達四人は、

いっぱい遊んだ。


「そろそろ帰ろっか。」


雅史がきりだした。

部活がかなりきついらしい。

そんな合間を縫って、

こうして遊ぶことができてよかった。

おそらく、

雅史もいい気分転換になっただろう。


「鈴木さん、楽しかった?」


晃が史佳を気遣ってくれる。

結構軽いところもあるんだけど、

晃は女性に気遣うところがあるし、

それでいてクールな面もあるからか、

結構女子に人気がある。


「うん!楽しかった!ありがと!」


「色々あるだろうけどさ、高橋がついているから大丈夫だろ?でも辛い時はいつでも相談に乗るからな。」


「うん。竹田さん、ありがと。」


「あー、晃でいっから。」


「あ、俺も雅史でいいよー。」


「うん。晃君、雅史君、ありがと。」


「史佳、よかったな。」


「うん。すっごく嬉しい。有希、ありがと。」


ちょっと涙ぐみながら、

史佳が嬉しそうに言った。




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