ボクは誰?
色んな本を、

まずは選んでいく。

一冊を取り出してみては、

パラパラと軽く読んでみる。

そこで、

魅力を感じた本を小脇に抱え、

次の本を選んでいく。


なぜか、

ボクは太宰治の本が好き。

なぜ、

彼の小説に惹かれるのか、

よくわからない。

今まで、

『斜陽』と『人間失格』は、

何十回と読んだ。

それなのに、

今でも、

彼の本を選んでしまう。



数冊抱えて、

ボクは読書室へ移動した。




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