ボクは誰?
「有希!!」


部屋に入ったら、

史佳がボクに抱きついてきた。


「心配してたんだよ?よかったー!」


「史佳、ありがとな。雅史に連絡してくれたんだろ?」


「うん。雅史君なら、有希を探してくれると思ったの。」


「偶然雅史に会った時に、ちょうど史佳からメールが来たよ。」


「そうだったんだ。よかったー!有希が有希のお父さんともめてる声が聞こえてきてたから、すっごく心配してたの。」


「わかってくれなかった。」


「きっとびっくりしちゃったんだよ。でも大丈夫だよ。ちゃんとわかってくれるよ。」


「あの感じじゃ、無理っぽいけどな。」


「後は有希のお母さんも、きっと協力してくれるよ。」


「そうだといいな。」


「うん!今夜はもう遅いから、寝ようよ。」


「ああ。」



ボクは、

お風呂に入るのも嫌で、

すぐベッドに横になって眠った。




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