ボクは誰?
胸がある!



あれは夢だったんだという、

ホッとした気持ちもあった。

でも、

胸の膨らみを触ってしまって、

現実のボクは、

女なんだと気づかされた。



これもまた、

苦しかった。



寝ても覚めても、

最悪な気分には変わりなかった。

しかし、

その後も似たような悪夢を何度も見た。

やっぱり、

ボクは追い詰められる夢ばっかりだった。






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