ボクは誰?
眠れない日々が数日続いたある日、

ボクは学校で倒れた。



目が覚めたら、

保健室のベッドに横になっていた。


「高橋さん、気がついた?」


「はい。」


保健室の先生が、

ボクに優しく声をかけてくれた。


「かなり眠っていたみたいだけど、どうかしたの?」


「ボク、眠ってました?」


「ええ。かなりぐっすり!声かけても全然反応しないくらい、かなり深く熟睡していたみたいよ。」


「ボク、ここんとこ眠れなかったんです。」


「あら?何かあったの?」


「最近悪夢ばっかり見るから、眠るのが怖いって思っていたら、自然と眠れなくなって。」


「そう。ちょっと病院で軽い睡眠薬みたいなのを、処方してもらうといいかもしれないわね。」


「睡眠薬…ですか。」


「そう。危なくないから安心して。短時間しか効かないのもあるから、病院へ行って相談してみるといいわよ。」


「はい。」





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