ボクは誰?
電話
今日も空手の稽古で疲れていた。
そしたら携帯が鳴った。
見たら『史佳』と出ていた。
でも、
ボクは史佳の前から、
消えるって決めていたから、
電話に出ないでそのまま眠った。
「有希、有希!起きて!電話よ。」
お母さんに起こされて、
半分寝ぼけた状態で家の電話に出た。
誰からの電話なのか、
眠くて全く考えずに出た。
「はい。」
「有希?どうして電話に出てくれないの?」
史佳だった。
出なければよかった。
今は辛い。
史佳の声ですら辛い。
「疲れて寝てたから。」
半分だけ嘘を言った。
「メールも返事をくれないじゃない。どうして?」
そしたら携帯が鳴った。
見たら『史佳』と出ていた。
でも、
ボクは史佳の前から、
消えるって決めていたから、
電話に出ないでそのまま眠った。
「有希、有希!起きて!電話よ。」
お母さんに起こされて、
半分寝ぼけた状態で家の電話に出た。
誰からの電話なのか、
眠くて全く考えずに出た。
「はい。」
「有希?どうして電話に出てくれないの?」
史佳だった。
出なければよかった。
今は辛い。
史佳の声ですら辛い。
「疲れて寝てたから。」
半分だけ嘘を言った。
「メールも返事をくれないじゃない。どうして?」