好きを私にください。

Lesson3 幸せ

・。+* 明海 *+。・


“俺と付き合う事”


何…?夢?

夢…現実だと、いいな。


「っ、先生、子供だからってバカにしないでよ…。」


あたしは先生に背を向けながら言った。


「バカにする?俺がんな風に見える?」

「っ…。」


だって、信じられないよ…。

あたしはその場に崩れた。


「そんな風になんか見えないよっ…。
あたし、そこまで男を見る目無くないもん…。

だけどっ…。」


夢じゃないよね…っ。

涙が零れ落ちる。


「嬉し涙?」

「だったらどうする?」

「…無理矢理でも認めさせてやる。」


あたしは顔だけ先生の方に向けた。


「今言った事、絶対忘れないでよ?」

「忘れる?」

「あたし、本気にしちゃうから!」

「勝手にしろ~。」


…勝手にするもん。


「毎日メールするよ?」

「すれば?」

「電話もするよ?」

「すれば?」

「…今まで以上に迷惑かけるよ?」

「今まで以上とか…もう無いだろ。
十分掛けられてる。」

「!!」


ウッッッザアアッ!!!
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