好きを私にください。
・。+* 和樹 *+。・


なんだ、コイツ…。


急にこんなんなって…。

まさか、これが本当のコイツ?


めっちゃ弱そう…。

つか、今までの強気なアイツはどこ行った!?ってくらいに大人しくなった…。


「…先生…。」

「アンタさっき和ちゃんって呼ぶって言ったばっかじゃん。」


って言った。


「…。」

「…?」


まさか。


「か…。」


ダメだ、コイツより俺の方が多分癖付かねぇ…。


「明海~???」


名前を呼んでみるも、反応なし。


「?」


顔を覗きこんでみて、それは確信に変わった。


「…おい~…。」


寝てる、コイツ…。


「ん…。」


俺はコイツをベッドに寝かして、自分の布団で寝ようと思った。

が…


「…マジかよ。」


しっかりくっついて離れない。

コイツ、どういう力の発揮の仕方してんだよ…。


起こすわけにいかねーし…。



あぁ…きっと亮に殺されんな…。


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