好きを私にください。
・。+* 明海 *+。・


-翌朝…


-ピピピピ…


ケータイのアラームが鳴る。


「んっ…。」


あたしはいつもケータイを置いてある所に手を伸ばす。


「…?」


ケータイが無い…あれ?

次第にアラームも鳴りやんで、静かになった。


ケータイどこぉお~!?


「ケータイぃ…。」


あたしはケータイが無いと起きれない…。


アラームで目を覚ました後、ケータイで音楽を聞いてテンション上げて起きるのがあたしの毎日。


「アンタそんなにケータイが欲しいの?」

「へっ…?」


頭の上から和ちゃんの声がして、一気に目が覚めた。


「…ギャッ!!!」


あたしはそう言って大急ぎで和ちゃんから離れた。


何で一緒に寝てるの!!?!?


「うるさ…。」

「…なんで!?自分の布団で寝てよ!!!」

「アンタが昨日離さないのが悪いんだろ!?」

「…は?」


あたし…あれ?え…なんかした?


「?」

「アンタ俺に抱き付いたまま寝たの覚えて無い?」

「…あ゙。」


そう言えばそうだったよな。


「で離してくれなくてね~、自分の布団で寝れなかったんだよね~。」
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