好きを私にください。
「えっと…引かないでね!?」

「「うん!」」

「…塾の…先生…デス。」


先生の部分は消えちゃいそうなくらい小さな声で言った。

歩いていた2人の足が止まった。


「…真菜?舞佳?」

「嘘ぉッ!!!」

「えっ、誰?」


あたしゃ聖徳太子じゃありませんがな。


「舞佳は絶対知ってる。」

「えぇ~…。」


悩みまくる舞佳。

真菜なんかポケッとしてるし…。


あーだこーだ言った後、舞佳は


「高里先生ぇ!?」


きちんと結論…正解に辿り着いた。


「うん…まぁ…。」

「付き合ってんのぉ!?」

「うん、一昨日から。」

「まだまだ付き合いたてのホヤホヤじゃんッ!!!」


と真菜。


「うん…。」

「てか先生ぇいくつぅ!?」

「22…。」

「案外いってない…!!」


舞佳は変なところで軽くショック受けてるし


「大人~!!じゃあ結構いってんの!?」


真菜は変なところで反応しちゃってるし。


「…結構も何もまだ何もしてませんが。」

「どこまで!?」


…どこまで?

一緒に寝たとか言ったら絶対変な方向いっちゃうし…。
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