好きを私にください。
その後クドクドと怒られながらも、頭は先生の事に向いてた。


「受験生なんだからしっかりしなさい!!」


その言葉を聞いて思った。

そう言えば…あたし、どこの高校受験しようかなぁ。


あたしの偏差値は60の前半ってところ。


そこら辺の高校なら行けるような偏差値。

んん~…でもなぁ。


こっちの高校って分かんないんだよねぇ。


あたし、今は埼玉に住んでるけど、実家は新潟。

だから土地勘が無いっていうか…こっちの高校が全くと言っていいほど分からない。


「次回からは気をつけなさい。」

「はい。」


どうしよっかなぁ…。


高校か。

今が6月中旬だから~…あと9ヶ月で卒業か。

んで、あと…7ヶ月で入試?
まだ時間あるし。

ゆっくり考えよう。


そう考えながら、席に着いた。


教卓の近くでは男子がバカやってる。
どこの学年にいってもクラスにいっても目立つグループはいるもんだ。

ウチのクラスの目立つグループはその前でバカやってるグループ。


背もでっかいし…軽く高校生でもいける感じ。


「ふぅ…。」


なんか、ダメだ。

先生に会いたくてたまらない…。


ヤバいな~、あたし。


にしても、先生の元カノさん…佑実サンって…今いくつ?

先生が高2のとき中2だっけ?


てことは年の差は3つ?

今先生が22…だから19歳??


あたしより5つも年上…。
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