好きを私にください。
先生、元彼女さんの事思い出したりとかしないのかな。

あたしと元カノさん…比べたりとかしないのかな。


会ってたりとかしないのかな。


あぁ~…いろいろ不安だ。


このまま上手くやっていけるのかなぁ…。



あ~あ、あたしが高校生だったらなぁ。

あたしが高校生だったら。


年の差だってあんま気になんないのに。

学校にケータイ持って来れんのかな。


そしたらメールだってできんのに~。


高校生か。

今までは高校=青春~!!!だったけど…今じゃそんなのどうでもいいや。


でも高校生になったら…卒塾だ。

そしたら、先生と会う事も減っちゃうんだろうな~。


寂しい~!!!


いっぱい塾に遊びに行こうかなッ♪

あそこはあたしの第2の家だもんね。


やっぱ高校は電車通学がいいなぁ~。

お金もかかるだろうしめんどうだろうけど、電車通学って憧れる!


ラッシュにあったら最悪なんだろうけどな~。


「明海ぃ~ッ!!帰ろ~ッ!!!」

「あぁ、うん。」


今日は5時間授業だったみたい。

気が付いたら帰りの会も終わっちゃってた。


ヤバ、ボーっとしたまま終わっちゃったよ。


「何ボーっとしてんの!」

「考え事~!!」

「先生の事?」


耳元で小さな声で呟く真菜。


「うっるさいぃ!!」


もう~ッ!!!
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