好きを私にください。
「ありがとう…。」


今はその先生の気持ちに頼りたい。

だけど…治ったら…もう頼らない。


あたしも一緒に、戦うんだ。


「先生…。」

「ん?」

「…ここにいてね?」

「うん、分かった。」


今は人が…ううん、先生が恋しくてたまらないんだ…。


ずっとここにいて欲しい…。

あたし、今日は塾も無いし、丁度いいかも。


先生も無いみたいだしね。


あたしはそっと、目を閉じた。









「んっ…。」


目を覚ましたのは12時頃。

お腹すいた…。


チラッと横を見ると、ベッドに伏せて寝てる先生。

…可愛いかも。


先生の寝顔、久しぶり。


先生は俺をもっと頼れよ!て感じだけど…頼るって、どう?

もっと甘えるとか?


んん~…そこに悩むんだよなぁ。

あたしは先生の髪を撫でた。
ツンツンしてる。


先生も疲れてるよな~…。

塾の後家に来て…。


あんまり頑張って欲しくないかも。


自分の体優先してほしい…。
じゃないといつか壊れちゃうよ。
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