好きを私にください。
あたしったら…最悪じゃん…。

ガックリくるわ。


「適当に作るから、寝てろよ?」

「う、うん…。」


先生…やっぱ優しいなぁ。

いつもこんなんじゃないのに。


あたしがお腹痛いから?

こういうのもレアでいいかも。


あたしはベッドに横になった。


「はぁ…。」


暇だなぁ。お腹痛いし。

最悪…。


-~♪

ケータイの着信音が鳴る。

あたしのじゃない、先生のだ。


先生に教えた方がいいかな。
電話かメールか分かんないし。


そう思ってケータイのサブの画面を見る。


「!」


あたしはその場で固まった。


-佑実-


そう、表示されてたから。

まだ連絡、取ってる…?


「…。」


あたしはベッドに戻った。

メールだった。


一方的なもの?何?

内容が、すべてが、気になる。


先生がもうすぐ来る。

だから、泣いちゃダメ。


あたし、すぐ目腫れちゃうんだから、バレるよ。
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