好きを私にください。
「はっ?!」

「いっつもあたしん家じゃん。だから、先生ん家行きたい!」

「まぁ、いいけど…。」

「んで泊りたい!」

「は!?親は!?」

「お兄ちゃんに口実合わせてもらう!」

「ま、ぁ、それでいいならいいけど…。」

「本当!?ありがとっ!」


やった~、先生のお家!!


「あ、でも妹さんは…。」

「あぁ…まぁどうにかなるだろ。」


なんてそういうところ適当なのかなぁ!?


「アンタ、腹痛いんでしょ?早く寝な。」

「いきなり…?」

「いーから早く。」

「先生、今日帰るんでしょ?」

「ん?うん。」

「そっか。」


寂しいけど…今日も疲れてるだろうし…夏休みになったらいっぱい楽しみあるし!!

我慢しよっと。


「おやすみ。」

「うん、おやすみ。」


そう言って、電気を消してあたしの部屋から出て行った先生。


…静か。

寂しいけど…でも、本当に、今日はよかった。


佑実さんには感謝しないとね。


先生…好きだよ…。




これから噂とかいっぱい出てくると思うけど…頑張らないとね。





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