好きを私にください。
「おじゃましま~す…。」


先生の家は極普通のお家。
正直ホッとした…。


「誰もいないけど?」

「ぅえ!!?!?」


今お土産とか何にも持って来て無い…!!とか思ってたのに!


「妹も含め家族3人でどっか行った。」

「嘘っ!?」


うわぁ~、先生って可愛そう…。


「今日帰って来ないし。」

「なんでッ!?」


何この状況!!

すんごい冷や汗が…。
いやいや、あたしのケータイ小説とマンガの読みすぎだよ…。

あたしってバカ…。


思いっ切りため息が出そう。


「…なんで玄関で頭抱えてんの?」

「えっ?あ、あぁ、うん…。」


本当バカだ、あたし…。


「荷物よこして。」

「あ、はい。」


って荷物を渡した。


「重っ…。何入れてんの?」


このセリフ前にも言われたよな…。


「アンタっていっつもカバンに何入れてんの?」

「必要最低限の物…。」


さすがに今日は勉強道具持って来て無いし。


「何泊する気だ~ってくらい重い。」

「嘘つけ!」

「…。」


おいおい、先生ぇ!
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