好きを私にください。
お風呂の準備でもしようかな。

そう思って、お風呂用のカバンにいろいろと詰める。


「あ゙。」

「ん?どした?」

「…パジャマ忘れちった☆」


…あは。
きっとベッドの上だ。出してそのままなんだ…。


「スウェット貸して…?」


やっちゃったよ、あたし…。


「ん~…ちょっと待って。」


タンスからスウェットを出してくれた先生。


「お借りします…。」

「おー。」


それから10分経って、あたしはお風呂に向かった。


先生にハンガーを借りて、そこに浴衣を干す。

皺にならないといいけど。


「はぁ…。」


湯船に浸かりながら、いろいろ考えてみた。

小さい頃の先生とか、お隣さんが佑実さんだって事とか。


後で小さい頃の写真とか見してもらおうかな。


そう思ってお風呂を出た。

それから先生に借りたスウェットを着て。


「でかっ…。」


先生、ちっちゃいけどでっかい。ん?日本語が。

身長は他の男の人よりちっちゃいのに…スウェットは大きかった。


ズボン、紐付いててよかった…。

紐を不自然すぎないくらいにグッと縛って、お風呂から出た。


「先生もお風呂入ればっ?」


部屋に戻って、そう言った。


「あぁー…ってか飯どうする?」


…あ、忘れてた。
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