好きを私にください。
・。+* 明海 *+。・


-数日後…


「菅田さん、答えて。」

「I have...」


今は英語のお時間です。

花火の翌日?そりゃもう楽しい時間を過ごしましたとも。
だけど…


「先生、これ、丸付けお願いします!」


そう言って和ちゃんにプリントを渡す。


「おぅ。」


あたしはプリントを渡すと、そそくさと教室に戻った。

あんまりこういうことしてると周りがまた…ね。


まぁこのプリントは付き合いだす前からの事なんだけど…最近は噂が結構出てきちゃったから…。

こうしてプリントを渡してそのまま教室に戻る。


周りから見ればあからさまに避けてるのが分かるんだろうけど…
このくらいがちょうどいいのかも。

付き合ってない!って強調できてる感もあるしね。


それに、先生と佑実さんの噂も着実に広まりつつある。

これからがどうなるのかが不安だ…。


8月も中間まで来て、夏期講習もお盆休みっていう区切りに入りそうだ。

こんな妙な時期に


「菅田~。」


奴は来た。


「何?」

「お前、この話どう思う!?」


って話しだすコイツ。


「さぁ???」

「さぁって…。」

「持田なりに考えればいいじゃん。」


そう、持田。いつぞやかの持田 秀明。
つい最近入って来た。

夏期講習のみか、普通に入ったのかは謎だけど…。
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