好きを私にください。
…あたし、我が儘だなぁ。


「…?」


あれ。

お腹が。


「どうした?」

「いや…別に。」


バレないようにそっとお腹に手を当てる。

痛い。


「?」


-ズキッ


ほら…これ、もう決定的じゃん。


「うおぉッ!」


気が付けば星の光が増してた。

どうやら更に暗くなったみたい。


-ズキンッ


…最悪。

今日、3日目なのに…。


少しはましなはずだったのになぁ…。


どうも、生理痛には弱い。

場所の問題なのか、血が出てるせいなのかは分かんないけど…微かな痛みでもかなり嫌だ。


「ふー…。」


軽くため息を吐くと、あたしはそっと目を閉じた。


調度、わけの分からないストーリー的なのが始まったところだったから、いっかな、なんて思って。

眠くなってきたところだったし、お腹痛いし、いいや☆



気が付いたら、あたしは星空の下、眠りについていた。




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