好きを私にください。
「んんっ…。」


目を覚めすと、辺りはまだ暗くて、上には星空が広がってた。


寝ちゃった…☆


そんな事を思っていると、プラネタリウムが終わった。

20分近く寝ちゃったみたい。
終了5分くらい前に起きるって…あたし天才的じゃない!!?!?


「おはよ。」


そう声をかけて来たのは


「持田…。」

「爆睡だったし。」


…わは☆


「あんだけ星楽しみーとか言ってたくせに。」

「ゔ…。」


まぁ、そうなんだけどさ?


「お腹痛くなっちゃったから…負けて寝ちゃった。」


そう言うと、持田の態度は一変。


「え、そうなの?大丈夫?」

「寝たからちょっとは。」


持田は優しい。昔っからずっとそうだ。

まぁ、昔って言っても3年間しか付き合いないけどね。


「そっか。」

「ありがと。」


なんで、ここにいるのは先生じゃないの。


ポツリと出てきた疑問。

…やだ、あたし何思って…?


「帰るっぽいし、行くか。」

「あ、うん。」


持田とは仲が良い…と思う。

自分で言うのもなんだけど…ね。


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