好きを私にください。
-塾-


「キレイだったんだよぉ~!!」


ただ今、先生にご報告中。

隣には持田。3人で喋ってるの。


「でも天然物の方がよくない?」

「あーやっぱり?思った☆」


-トンッ

…ぬ?


「つか、早く帰れお前ら。」


そう言いながらケータイをいじりだす先生。


「あ、うん…。」


先生、今の状況、気付いてる…?

あたしの肩に触れる持田の肩。


「先生冷たくね!?」

「俺冷たくねーし。」


ケラケラ笑う持田。

…近い気がする~!!


「さよならー。」


そう言って塾を出ようとした。


「さよなら!」


あたしに続いてそう言った声は、先生じゃ無くて


「さよならぁー。」


持田だった。

どうしよ、一緒に塾出た…いや、別にかまわないんだけど…先生見てたよねっ!?


それから一緒に帰って、しかも別れ際に1時間も話しちゃったあたしたち。

おまけにアド交換までしちゃった…!


ヤバいヤバい…。


そう思いながら家に帰ると
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