好きを私にください。

「えっ…あぁ、あは☆」


こういうときに嘘を付けない不便な性格をしているのが菅田 明海である。


「誰と？」

「も、持田くんとでございます…。」


ゴメン、先生、持田…。


「…あっそ。」


あーあ、拗ねちゃって。


「ゴメンね、先生ぇ～!!別に浮気とかじゃないし！ねッ☆」

「はぁ～!?」


浮気に反応したの!!?!?

なっ、何!?


「アンタね、そういう問題じゃないでしょ!?」

「えっ…。」


浮気の問題じゃないの!?


「なんでんな明るいの!?」


突っ込みそこおぉお!!?!?


「沈んだりすんのが普通じゃね?!」

「あたしそういうタイプじゃないの!!!第一、浮気してないんだもん、だから堂々としてんの!!」


言いきったあたしに、先生はため息を吐いて


「アンタ、違う意味で最強だと思う。」


って言った。


「…褒めてくれてるのかな？」


ニッコリとしながら聞いた。


「やっぱな。」

「はい？」

「いーえ、別に。」


失礼な…。


-～♪